このページでは、粕渕先生の講義の内、主に校外学習の様子を紹介しています。
また、ページ後半には、講義で学習したことを参考にして自習したテーマの発表会の様子も紹介しています。
ごゆっくりと観覧して下さい。
1.粕渕講座
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開催日 | テーマ | 講義の様子 |
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2022年 11月8日 11月22日 |
民俗学資料収集の方法 「伊吹山文化資料館」 |
<伊吹文化資料館での学習> 伊吹山の麓にある伊吹山資料館に出向き、伊吹山地域の民族について実物を見ながら学習しました。 伊吹の暮らし、文化、自然、歴史に関する資料が多く展示されていました。 伊吹山文化資料館の詳細を知りたい方は以下のアドレス(伊吹資料館ホームページ)にアクセスして下さい。 資料館トップ (ztv.ne.jp) |
同 11月29日 |
民俗学資料の収集方法 「彦根東高校」 「滋賀大学経済学部附属史料館」 |
<彦根東高校に残された遺構> 大正天皇が宿泊された建物(御座所)が学校内に残っていることに少々驚き。そのためだけに作られた便器を見学、その建物の裏に回ると「大本営跡地」との標石。天皇が移動し、宿営するとその地が大本営になると先生から説明を受け、これにも驚き。歴史の一端がこんな間近にあるとは思っていませんでした。 また、学校校舎の横に一本の銀杏の木。平瀬作五郎が銀杏の木に精虫があることを発見したきっかけになった木であるとのこと。当時、世界的な発見であったようです。銀杏の木の隣にある標石にもそのような内容が記されています。 【御座所】 大正6年に湖東平野において、陸軍特別大演習が行われた際、学校(当時は彦根中学校)に大本営が置かれ、御座所として大正天皇の宿泊所として設けられました。(彦根東高校ホームページより) <滋賀大学とその周辺> 彦根東高校から滋賀大学に向かい歩いていきましたが、その間も歴史的な遺構について先生から説明を受けました。 滋賀大学に到着してからは、学内にある史料館を見学し、滋賀大学(昔は彦根商高)の歴史などについて学習しました。 |
2023年 1月10日 |
学習のまとめ 「彦根キャンパス」 |
<最後の講義> 最後の講義は、彦根キャンパスにて 先生曰く、「民族学は、現物を見ながら学習することが望ましい。彦根で開催すれば、自宅からより多くの資料を持ち運び、それを皆さんに見てもらいながら講義を進めることが可能。だから彦根、伊吹山などで開催をしている。」 たくさんの民族学に関する現物、資料(粕渕コレクション)を見せていただきました。 講義終了後、お礼の印として色紙をお渡ししました。ありがとうございました。 |
2.発表会
開催日:12月13日(火) 場所:草津キャンパス 介護研修室
受講生26名が講義を受けて感じたこと、今自分が思うこと、今までの経験で感じたことなどを発表しました。
1人5分の持ち時間でしたが、最長で8分間。各自のテーマが重なることなく一人一人の人間性が垣間見えて非常に有意義な時間でした。
PCやOHC他の機械の扱いに皆さん優れていてとてもスムーズに進みました。もう少し発表の時間が欲しかったと感じました。
粕渕先生の批評が非常に丁寧で感心しました。
なお、一番持ち時間をたくさん使ったのは、最後に講評した粕渕先生でした。当日の時間内では収まらず、次回の講座で残った23名の講評を行うことになりました。
順番 | 発表者 | 発表テーマとその概略 | 発表 |
1 | 赤ちゃん | 「レイカディア大学に入学して思うこと」 発表内容:事前に知識がなかったので入学して戸惑いばかりで、スケジュールにびっくり。きちっとした発表ができませんでした |
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2 | いいちゃん | 「食べること」 発表内容:野菜摂取の重要性から古代、中世、近世の人達の日常の食事を調べることで食べることの大切さを伝えたい |
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3 | うのちゃん | 「湖北の養蚕〜湖北の資料館を巡って〜」 発表内容:養蚕を展示している4箇所の資料館を訪問し、湖北地方の養蚕の取組み、その特徴などを調べ、発表しました |
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4 | おうちゃん | 「梵鐘の型作り」 発表内容:長年携わった社寺の仕事で特に梵鐘を造っていく上での型の製作について知ってもらう |
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5 | sho-san | 「白から黒へ、また白から黒へ「喪服の色の変遷」」 発表内容:日本の喪服の色は「白→黒→白→黒」と変化してきた。なぜこのような白・黒の変化をしてきたのか |
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6 | きんちゃん | 「鯖街道と現在の食」 発表内容:鯖街道と現在の食を調べ、若狭の地と近江の現状の鯖関係に関する食を紹介する |
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7 | マグロ | 「懐かしき「ホームカラオケ」に思う、カラオケの歴史」 発表内容:倉庫整理で見つけた約40年前のカラオケセットを懐かしみ、その歴史も民俗学として振り返りました |
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8 | キラ | 「シュリンクラベル」 発表内容:粕渕先生の講義の中で「ラミネートシュリンクフィルム」のお話があり、今回の発表に繋げた |
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9 | 長等55会nao | 「半径500メートル」 発表内容:自分の町を愛するために自宅周辺500mを歩いて、気づいたことを調べて、文章に書き残す |
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10 | さくらばあちゃん | 「炬燵の歴史」 発表内容:炬燵は中世室町時代に禅宗から広まり、掘りゴタツ、置きゴタツそして電気ゴタツと進化した。今では高級家具調ゴタツにまで発展した |
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11 | コテヤン | 「草津川の歴史と草津川放水路事業」 発表内容:旧草津川は天井川であるが故に度々水害を発生させた。その歴史と解決策「放水路事業(付替工事)」の取組みを紹介 |
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12 | ベル | 「脱穀と籾摺りの変遷−メモ−」 発表内容:日本の稲作は、弥生時代から昭和中頃までの1000年以上、人力による手作業であり、昭和30年代になって動力による機械作業そして自動化になった |
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13 | ミッチーJr. | 「遺言の方法と作成〜自書証書遺言書保管制度〜」 発表内容:令和2年7月から始まった法務局の自書証書遺言書保管制度です。便利、確実、安心で費用も安く済みます。ご活用ください |
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14 | あきちゃん | 「江戸時代の伊勢参り」 発表内容:今も残る伊勢講の発端をたどり、近江から伊勢まで、どのような日程で旅を楽しんだか調べてみた |
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15 | つかちゃん | 「醤油うことか」 発表内容:日常何気なく使っている醤油だが、知らないことが多く、そのルーツから現在までを振り返った。野菜の塩漬汁が最初の一滴である |
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16 | Yoshi | 「粕渕民俗学の世界から5Gの世界へ」 発表内容:民俗学で学んだ先人の知恵・くらしと現在の最先端の技術(5G)での生活の対比 |
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17 | NAKA | 「元禄絵図とその後の土地区画」 発表内容:元禄絵図とその後の土地区画について調査した。江戸時代の土地の図面が現代に生きている。 |
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18 | 奈々右衛門 | 「昔と今の日本のお風呂」 発表内容:伊吹山資料館にて粕渕先生の講義で近江の風呂(蒸し風呂)をみて、昔と今日のお風呂を題材としました |
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19 | ミー坊 |
「絹糸今昔物語」 発表内容:昔の絹糸の作り方と絹糸の欠点を克服した化学合成絹糸の作り方を比較 |
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20 | さっちゃん | 「水口町嶬峨における「的山の行い」と「堂頭の行い「について」 発表内容:水口町嶬峨(ぎが)における「的山の行い」と「堂頭行い」について長男のための行事である「的山」と長男以外のための「行事である「堂頭」を紹介 |
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21 | 住職 | 「私の信仰の原点」 発表内容:私の生まれは静岡市の郊外の農家、粕渕先生の農書(お茶)を拝見し、お茶を揉む腕利きの祖父と早く亡くなった母の姿を思い出す。中学3年生の時、母が亡くなる前に「ええか、お母ちゃんが死んでも悪いことをするなよ」と言った。後に私は住職になり「諸悪莫作、衆善奉行」の仏講を知るが、これが私の原点となって今に至っている |
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22 | ヒコ | 「アホ・バカ分布図」 発表内容:関西ではアホ!関東ではバカ、境界はどこ?「探偵ナイトスクープ」が大調査、方言周圏論を実証した |
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23 | I.M | 「丸子船から蒸気船へ」 発表内容:琵琶湖の水運は明治以降、急速に従来の丸子船から蒸気船となった。長浜ー大津間に鉄道連絡船は運航された時期もあった |
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24 | こんぺいとう | 「日本茶の歴史」 発表内容:約1200年前、中国から仏教と共に「薬」として日本に伝わる。約284年前、永谷宗円が煎茶を発案し、現在に至る。令和元年には5108トン海外に輸出された |
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25 | ショーチャン | 「大津祭り5分間解説」 発表内容:大津祭りの起源について同期の人達に知って欲しかったので発表しました |
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26 | 花さん | 「左義長について」 発表内容:地域により伝統ややり方が違うため地域のお年寄りや現在の実行委員会の方にお話を聞いた |
皆さん、お疲れ様でした。